自分の中の欠乏感が消えた日。

ある日、こんな言葉が目に留まりました。

“You already are enough.”

「あなたは、もう十分なんだよ。」

その言葉を見た瞬間、
昔の自分を思い出しました。

私はずっと、

お金が足りない。
能力が足りない。
経験が足りない。

もっと頑張らないと。

そんな思いに追われながら生きていました。

だから、
目の前のことは全部やる。
頼まれたことは断らない。
休むことにも罪悪感を感じる。

気づけば、
気絶するように眠る毎日でした。

でも、不思議なんです。

今の私は、
20代の頃ほど頑張っていません。

30代の頃ほど、
何かを追いかけてもいません。

それなのに、

あれほど苦しかった欠乏感は、
いつの間にか消えていました。

振り返ると、

20代の私も、
本当は何も足りなかったわけではありません。

30代の私も、

十分すぎるくらい、
たくさんのものを持っていました。

足りなかったのは、

お金でも、
能力でもありません。

「私は、まだ足りない。」

そう思い込んでいた心でした。

当時、

「あなたはもう十分持っているよ。」

そう何度も言ってくれた友人がいました。

でも私は、
どうしてもその言葉を信じられませんでした。

なぜなら、
私の中には、

「私はまだ足りない。」

という思い込みがあったからです。

今なら分かります。

もしあの思い込みがなかったら、
もっと楽に生きられたのかもしれません。

でも、

あの時間があったからこそ、

たくさん悩み、
たくさん失敗し、
たくさん考えました。

その経験が、

今の私の視野を広げてくれたのだと思っています。

だから、

もし今、
自分には何もない。
足りない。
もっと頑張らなきゃ。

そんな思いで苦しくなっているなら、
少しだけ立ち止まって、
自分に聞いてみてください。

「本当に足りないのかな。」

もしかすると、足りないのは現実ではなく、
「足りない」と思い込んでいる心なのかもしれません。

そして、あなたは、
もうすでに、たくさんのものを持っている人です。

そのことに気づけたとき、心は少しずつ静かになります。

足りないものを探し続ける人生より、
今あるものに気づき、好きな人生を選ぶこと。

その一歩は、
「私はもう十分かもしれない。」
そう思えることから始まるのかもしれません。

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